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草垣群島を潜る

鹿児島枕崎港を出て南西に90kmひた走る

夢ロマンがある草垣群島

カツオドリが多く鬼界な舞い雰囲気を醸し出す

初日、枕崎を出港しておよそ3時間30ほどで【秘境草垣群島】が現れてきた。
南西諸島の黒潮が北上して分流の当たっている島が草垣群島。その通りに透明度が高い海という印象だ。昨年も潜って確認したが、この海は魚の密度が鹿児島の離島の中でもとりわけ多いような気がする。

真っ青なクリアな水質は水深30mの下を泳ぐ魚も目視できる
周囲4km,標高は高いところで130mになり多数の小島・岩礁からなる

特にタカサゴの空から降ってくるような光景は素晴らしい。
もちろん巨大回遊魚もブンブン回ってきて、我々を感動させてくれる。

水中は南方系の魚種が多数の群れをなす

この海は水深40m付近には数千いるのではないかと思うほどのハタタテダイの群れや、コガネスズメダイも多いのが特徴的だ。

沖縄などの海にもない固有な水中景観そして魚種は非常に興味深い。

今回は7月後半で水温28度後半。ほどよい潮流が潜るポイントによってはかかっていたので魚が密集してくれて迫力のあるダイビングだった。

2日目は薩摩硫黄島に移動して、大浦方面を攻めた。非常に独特な火山地形の柱状節理で超高層ビルを彷彿させるような垂直のドロップオフが楽しめる。

今回は抜群に透明度が高くより遠近感がわかりやすくて、地形を存分に味わうことができた。世界中の海様々な特徴があって面白さはそれぞれあると思うが、このエリアは温帯域の雰囲気も残しつつ、熱帯域も強くなってくるといった混在を楽しめる海で魚群れかたも面白い。

抜群の透視度どこまでも見渡せる

今回見つけたアケボノハゼの群れ?群れと言っていいのかわからないが,確認できた中でも10個体以上はいた。これは普通なのか?

アケボノハゼは妖艶でダイバーに人気の魚

四国柏島で1個体を譲り合って撮影していたのはなんだったのか。。

ガイドの固定概念に縛られてそれを脱却していくのには相応な年月が必要なのだろう。

今回非常に勉強になった旅だった。

ダイバーみんなを満足させてくれる海に感謝

今年10月またチャンスがあれば訪れたい。

巨大イソマグロに遭遇できる海

最後に今回出会うことができた大物回遊魚イソマグロの動画はこちらでご覧ください。

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