夜の水中劇場へ
ナイトダイビングの魅力
一般的にはダイビングは日中の活動だと思われていることが多いのですが、夜は昼間とは全く違う水中世界を楽しむことができ、ダイビングの魅力の一つです。
例えば、エビやカニなどの甲殻類を始めタコ、イカといった生物も観察することができます。おそらく外敵から見つかりにくい夜だから容易にみられるのでしょう。
色彩美を楽しもう
私がダイビングの魅力でご案内させていただくとすれば間違いなく【玄界灘外洋のナイトダイビング】でしょう。もちろん潮流も早く川のように流れる海に夜に飛び込むわけですから、誰でも行けるとは言いません。そこは様々なスキルを要するダイビングでありますが、そこには真っ暗闇に咲き誇るソフトコーラルの森があります。究極の色彩美に息をすることも忘れてしまうほど美しい世界が広がっています。その感動は、写真や動画では伝えることができないものですが、今回そのごく一部分をアップしたいと思います。
潮流もある中、水深25mほどのところにびっしりと凝縮されたオオトゲトサカが、赤、オレンジ、黄色、紫、ピンクなど様々な色彩が夜の黒のバックに咲き乱れます。ライトの色温度に気を使いながら、一番綺麗に見える設定で鑑賞します。そこはクラシック音楽がぴったりな水中劇場です。
魚なども夜はあまり見ることがないので、次々に登場する色彩に目を向け水中景観を眺めながら、極上の時間を過ごします。
昼間は下の写真のようにたくさんの魚たちが湧いてきます。これも玄界灘の魅力です。
人それぞれあると思いますが、私が思うダイビングは南の島のサンゴ礁を見に行くだけがダイビングではなく、地元の海と向かい合いその魅力を伝えていくことです。まだまだダイビングを始めて20年。これからも今まで培ってきたスキルや経験を使い海と向かい合っていきたいと思っています。
動画は近日公開します。
スキューバダイビングを始めた方に『ダイビングを続けて愛してほしい』と日々研究し奮闘中。素晴らしい仲間たちに囲まれ福岡より世界に向けて発信中。