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AIR TOP TEAM PROJECT 硫黄島

薩摩硫黄島
薩摩硫黄島

今年は9月から北東の風が止む暇なく吹き荒れるコンデションの中、幾度となく中止や行き先を変更してきたが、やっといけました。今年このツアーに向けてトレーニングを行ってきた皆様。本当に良かった。

夜明け前の出航
 真っ暗の中出港

早朝5時に起床し、夜明け前に港を出航!いざ硫黄島へ。久しぶりに渡るのでワクワク。

走ること1時間30分。硫黄島が見えてきた。

硫黄島
早朝貸切の海

見渡す限り船はなし。いつもの硫黄島だ。

一本目は大浦に入ろう。このポイントはなんといっても20m以深からが生物の宝庫。アケボノハゼが35m付近から10数匹固まっている。そんなポイントは世界中にあるだろうか?ほんと素晴らしい。スミレナガハナダイ、ピグミーシホース、スジクロユリハゼなどなど。世間で人気のスター生物が揃う。個人的にはここだけで1日遊べる。

さまざまな魚種が入り乱れる

2本目はなんとお気に入りの昭和硫黄島へ。潮は動いておらず、潜りやすかったが、生物が散らばって満遍なく群れていた感じ。

昭和硫黄島
ハナゴイが素晴らしい

このポイントは垂直に100m近く落ちる起伏があり、無数のハナゴイ、カスミチョウチョウウオ、ウメイロ、クマザサハナムロが印象的。2つの巨大な起伏の岩を見ながら中層遊泳を楽しみ溶岩で形成されるエリアはなんとも独創的で類似するポイントは記憶がない。是非ともここにはダイバーなら潜っておきたい。

垂直ドロップ
垂直80mドロップ

3本目は西立神の大浦ドロップへ。ここは北側からはいる潮むきに垂直に当たると巨大なマグロの群れを拝むことができるポイントだが、今回は逆向きからの潮のため、静かなその火山特有の柱状節理を楽しむことに。自然の凄さを改めて感じることができた。

大蔵ドロップオフ
柱状節理のドロップオフ

ダイビングと一言でいっても遊び方は様々。偏った考えで物事を考えると良きこともあるが、感性を大幅に限定することになりそして多くはせっかくの光景に出会えたとしても、感動を数値化できないが大幅に狭めてしまう感じがする。

AIR TOP TEAM PROJECT では、そんな自然との向き合い方や、ダイバーとしての考え方、マナー、安全性に付随したダイバースキルなどを学び『能動的ダイバー育成』を目的としております。

ドリフト
チームワークが安全性の柱です

2023年も新たに参加者を迎え、新たな冒険へスタートしていきます。
告知もさせていただきます。一緒に海へ行きましょう!

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