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スキューバダイビングにおける圧平衡

スキューバダイビングにおける圧平衡は、潜水中に体内と周囲の水圧を均等に保つために非常に重要です。水深が深くなるにつれて水圧が増加し、これにより体内の空気袋(耳や副鼻腔など)にも圧力がかかります。圧平衡を取らないと、耳や鼻に痛みを感じたり、最悪の場合、バーレトラウマ(耳抜きの失敗による損傷)を引き起こすことがあります。

圧平衡を行う方法にはいくつかのテクニックがあります:

1. 耳抜きバルサルバ法 鼻をつまんで口を閉じ、軽く息を吹き込むことで耳内の圧力を調整します。
2. フレンゼル法  あごを引いて喉を動かしながら耳抜きを行う方法で、より柔らかい圧平衡が可能です。
3. トゥイッチ法 頭を上に向けて、喉を使って耳の圧を調整する方法です。

潜水中は、定期的に圧平衡を行うことが推奨されており、特に下降中はこまめに行うことが重要です。また、上昇時には圧力が下がるため、耳抜きは必要ありませんが、注意が必要です。

圧平衡を怠ると、潜水が危険になることがあるため、しっかりとした知識と技術を身につけることが大切です。

圧平衡の適切なやり方を学ぶには、ダイビングインストラクターに正しく指導してもらいましょう。

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