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知床観光船の事故について

まず初めに事故に遭われたご遺族の方へお悔やみ申し上げます。連日NEWSでこの報道を見ない日はないぐらいの大変なことになってしまっています。同業種ではないにしろ海で人の命をお預かりしている仕事としては、他人事とは思えません。

海での仕事は根本には人が逆らうことや思い通りになることのない世界であること。これが大前提にあり、人が生きることができない場所であること。

この認識がいつの間にか低いラインに安全意識があり、全てが他人事のようになってしまってことが起こった時に初めて深刻さを知るということなってしまったように思う。

海で仕事をする上で、1つの配慮ミスがもたらす重大なリスクが常に付き纏うということを決して忘れてはならない。ということ

安全点検はなぜやるのか?どうやってその判断に至ったのか?最初に書いたが生きることができない世界であること。このことの感覚がそもそもずれてしまっていたのではないだろうか?

火事の場面に出くわし燃え盛る炎の中飛び込んでいくことができないのは誰にでも想像はつくが、人が10分も持たないほどの低水温2度ほどの環境でライフジャケットだけの意味はあるのだろうか?インフレートできるゴムボートがあったならばどうだろう。こんなに人命は失われなかったのではないだろうか?

事故が起こって初めて動く行政。起こらなかったら気にしない行政。この問題は地方環境におけるマイクロ的なリスクへの対応がもたらす問題である。

我々ダイビング業界でも死亡事故は年間の数十件ある。初めて海に潜る体験ダイビングですら事業者は明確な統一したルールはない。

事業者単位に任されているのだ。人が生きることができない環境下で遊ぶダイビングという遊び。レジャーとして歴史はあるが、ダイビングの講習の進化はないに等しい。もっと明確な安全基準を持たなければ、安心して楽しめるスポーツにはならない。でなければお金と時間を使っている以上の価値がなければこの遊びは衰退していくだろう。

この業界に身を置くインストラクターとしては責任を感じるとともに発展に思考していきたい。

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